団塊の世代(3)
「団塊の世代の反乱」
団塊の世代の「氾濫」ではなく「反乱」です。「反乱」の動機はまず同世代の人口が多いせいで常に「多すぎる」と虐げられてきた事です。
幼稚園、保育園から定員オーバーで厳しい競争でした。小学校に入ると1クラス54名。6クラス。今の30名学級からすると教室いっぱい机が並んでいました。(後の年から「二部授業」もあった。)
大学受験も競争激化で「受験生ブルース(高石ともや)」なんて歌も流行りました。
多すぎる世代を整理するため様々な制度で冷遇されました。会社に入れば、今までは年功で自動的に昇格していたのが、我々の2年前くらいから節目節目に篩をかける「昇格試験」が設定されました。合格率も段々厳しく絞られたものです。
管理職になればなったで、まず中高年齢管理職層からのリストラ。更には年金受給年齢の引き上げ…と追い討ちを掛けられたのです。
ざっと振り返ると、このように「虐げられた歴史」の連続なのです。
という事で、我々「プレ団塊の世代」から本物の「団塊の世代」はこの「虐げられた」恨みを持って鬱々とした気分でリタイヤしようとしています。
それなのに、社会では新しい消費を生む世代と持ち上げ、更に搾り取ろうとしています。そんな手に乗らないで社会の「生産」の仕組みの一端を握りつづけましょう。
「燃焼しつくしていない」「まだまだやり残した事がある」「我々の手で一泡吹かせてやろう」と言う気持ちを胸に秘めた一団なのです。
そう言う恨みを徒党を組んで選挙などで仕掛ければ良いのですが,意外と「徒党を組む」のも嫌いな世代です。
「まだまだ使えるスキル・ノウハウ・情熱」を結集してこれからの日本社会を動かす第三の勢力を作りませんか?現状の経済構造とは異質な価値観を持った勢力、つまり、金だけでなく生きがい優先の勢力集団をあちらこちらに旗揚げしませんか?企業でも、NPOでも、任意団体でも…。
「我々を虐げてきた従来の社会機構」にも「ホリエモン的な新しい勢力」にも対抗しましょう!
起て!団塊の世代よ!(一寸大袈裟で、時代がかっていますか?)
続く